小田急線片瀬江ノ島駅を出ると目の前には片瀬橋に架かる弁天橋がある。
弁天橋は歩道橋で車道としては少し海側に架かる片瀬橋がある。
弁天橋を渡ると車道を渡るための歩道トンネルがあって江の島弁天橋方面に進める。
トンネル内は交差点になっていて東西南北どちらにもいくことが出来る。
歩道トンネルを出ると江の島弁天橋に乗る前の道には名物の屋台が並んでいる。
サザエのつぼ焼きを食べさせてくれる屋台のほかアサリ、ハマグリ、サザエなどのお土産を売る出店などがある。
屋台が終る場所に江の島岩屋海岸への渡し舟であるべんてん丸の乗り場がある。
休祭日以外は不定期だが、シーズンには大体運行している。
往復どちらかを船を利用するのも悪くない。
江の島弁天橋と平行して走っている車道は江の島大橋。
江の島弁天橋を渡り江の島に入ると目の前に青銅の鳥居が立っており、鳥居をくぐると江島神社の参道になる。
左手の平らな土地は東京オリンピックの際にヨット競技のために埋立られた場所であり、ヨットハーバーと白灯台の防波堤がある。
参道を進んでいくと左右には参道らしく土産屋が並んでいる。
恵比寿屋や岩本院などの老舗旅館もあり、鳥居の手前には新しく出来たエノスパもある。
エノスパは夜間の照明がテーマパークの様で賛否はあるが、これも時代だなと思う。
参道の突き当たりには江島神社への石段があり、その左手には足に自信が無い人用のエスカレーター江の島エスカーがある。
江の島エスカーを使っても神社の参拝には問題ない。
石段を使うと辺津宮への途中に福石がある。
福石は杉山検校が福石の傍らで拾った竹筒と松葉から思いついた杉山式管鍼で大出世を遂げたことから、福石の傍で何か拾うと良い事があると言われるようになった。
福石から再び石段を登って行くと辺津宮がある。
辺津宮の横には奉安殿があって歌舞音曲の上達に御利益があるとされる裸弁天が祀ってある。
再び階段を登って中津宮に着く。
エスカーも宮ごとに3つに分かれているのでエスカーも利用できる。
中津宮から奥津宮までは結構距離がある。
中津宮を過ぎるとかつての植物園であるサムエルコッキング苑がある。
サムエルコッキング苑の中には展望灯台があって、天気が良ければ遠く房総半島や三浦半島まで見渡せる。
サムエルコッキング苑を出るとすぐに左手に江の島大師がある。
朝鮮総連の建物を入札したが資金繰りが叶わず断念と変なことで有名な寺院だ。
土産物屋や食堂などの店が並ぶ遊歩道を進んでいくと奥津宮に着く。
奥津宮が最後の宮だが、もう一つ岩屋が先に残っている。
奥津宮の拝殿の天井には八方睨みの亀が描かれており、奥津宮の傍には力石や亀石などの由緒ある石の他、江の島曲の作曲者山田検校の像もある。
奥津宮からは石段を降りて稚児ヶ淵に行くのだが、これが中々の曲者。
段差があるので注意が必要である。
稚児ヶ淵からは岩屋への歩道が繋がっている。
岩屋は第一岩屋と第二岩屋があり続けて見学出来る。
年中無休だが、波の高い日は休業となる。
帰りの石段がきついので、その場合はべんてん丸で江の島弁天橋のたもとまで帰るのもよいだろう。