金比羅台



しばらく参道を登って行くと急な切り返しがある。この様な急カーブでも地元の車は毎日の事らしく苦も無く登っていった。駅でもらったパンフレットにはこの場所に布流滝があると記されていた。


うーん?これが布流滝?と疑問に思うのも無理はない。ただの砂止めだが、まあこれしか滝らしきものも無いのでこれの事だろう。実は以前には確かにここに滝があったのだが岩が崩れ現在のようなコンクリートの砂止めで土砂崩れに対応しているのだという。それでも逆に布と言われれば布の様だし、滝と言われれば確かに滝かもしれない。この写真はかなり無理をして撮った写真で、実際には下の写真のように朽ちた巨木の残骸が滝を隠している。



こんな私を見ないでというばかりの邪魔のしようである。右手の案内板も文字は消されて枠と白い板が残るばかり。歴史は歴史としてちゃんと解説しても良いのでは。


かつて杉の苗を奉納した人達の石碑が立っていた。一万本とか千本とか石を彫ってもらうには相当の奉納額や奉納料が必要な事が判った。お賽銭の額を考える庶民には気持ちだけはあっても、どうも夢のようだ。


奉納の事など考えながら登って行くとすぐに金比羅台への道がある。参道の方は舗装されているが右手の金比羅台への道は山道である。



頭上を見上げれば崖の途中には遍照金剛坐像が見えた。高尾山は歴史がある場所なので思わぬところに思わぬものがあって奥が深い。


金比羅台へのわき道入口にも童子像が建っていて登山者を迎えてくれる。


金比羅台への途中からでも右を向けばいくらかの景色は楽しめる。



金比羅台から見た絶景。肉眼では中央右に新宿の高層ビル群がうっすら見えたのだが、この大きさでは無理のようだ。八王子市内は近いのではっきり見える。


金比羅台からは甲州街道にぬける金比羅台歩道が出ていると言う案内板があった。別の機会に楽しむのも良いだろうと思いながら先を急ぐ。


ここは金比羅台なので当然ながら金比羅社があった。感慶院秀穂霊神と刻まれた石碑が鳥居の横に立っている。



金比羅台から1号路に戻る途中にも童子像が建っている。


1号路がくの字に折れ曲がる場所で1号路に合流した。合流点には御護摩の創立記念碑?の先に石碑や童子像などが並んでいる。